副業にはいろいろなメリットがあります。収入を増やす手段として、副業を始めたいと考える人は少なくありません。しかし、副業で稼ぐのが簡単な人もいれば、逆に難しい人もいるため、副業の良しあしの評価は分かれるところです。実際のところ、どうなのかをまとめてみました。
副業を始めるにあたり、まずはその種類を理解し、自分に合ったスタイルを見つけることが重要です。このブログでは、副業の種類やそれぞれの特徴、注意点について詳しく解説していきます。
副業の種類
副業の種類はいろいろありますが、ブログ運営やインフルエンサーなど収益に時間がかかるものは除いて、サラリーマンがすぐにはじめられる労働型のものをピックアップしています。労働型の副業の種類は、大きく分けると次の3つがあります。
労働時間の切り売り型
このスタイルは、時間を切り売りして報酬を得るというもので、特にマイクロタスクなどが該当します。例えば、ライティングやリスト作成など、ほぼアルバイト的な作業が多いです。
- 単価は安い:
労働時間さえあれば誰でもできるため、単価は比較的安く設定されています。例えば、3000文字の記事作成で5000円というように、記事の専門性によって単価は変わります。 - 数万円のお小遣いを稼ぎたいならあり:
手軽に始められるため、数万円のお小遣いを稼ぎたい方には向いています。 - モチベーション維持が大変:
本業よりも単価がかなり安いので、モチベーションを維持するのが難しい場合があります。 - スキルがつかない:
このスタイルではスキルがあまり身につかないため、時間を消費するだけに感じることもあります。感覚的にはウーバーイーツと一緒です。 - 納期がある:
納期があるため、多少時間は縛られることになります。
副業を始めるきっかけとして試しにやってみるのが良いでしょう。実績を重ねたりスキルを上げることで、単価も上がり、難しい仕事にも挑戦できるようになります。極めることで副業が本業になり、今以上の収入を稼ぐことも可能です。ただ、最初は申し込みの手間が面倒に感じたり、時間効率が悪かったりしてストレスがたまることもあります。それを乗り越えてからなので、まずは試しにやってみるのが良いです。
専門スキルの提供型
エンジニアやデザイナーが自らの専門スキルを提供する副業スタイルです。企業と直接業務委託契約を結ぶことが多く、募集を募るウェブサービスも存在しますが、知り合いや過去の取引先からの依頼も一般的です。
- 本業と変わらない仕事内容:
本業と同じくらいの難易度の仕事が多く、期待される成果も高いです。 - 単価も本業より高い:
単価は本業よりも高く受けられることが多いですが、月に20時間以上の稼働時間が必要になる場合もあります。 - 納品物は質が求められる:
納品物は単価相応の質が求められますので、本業が忙しい人には向かないかもしれません。 - スキルアップの機会:
本業でやりたいけれどできない仕事を経験することで、自身のスキルアップに役立てることができます。
私の身の回りでも、この形の副業を始めた人が数名いますが、納期や本業とのバランスを取ることが難しく、結局睡眠時間を削ったり、週末作業をしたりすることで辞める人も多いです。また、取引先との認識のズレから必要以上の作業を求められることもあります。しかし、その一方で本業でできない新しい技術や知識を身につける貴重な機会でもあります。
簡易コンサルによる問題解決型
その業界の専門知識やリレーションを提供するスタイルです。異業種からの新規参入企業がその業界に知見がある人の話を聞きたかったり、紹介を求める場合に活用されます。
- 専門的な知識を求められる:
このスタイルは、経験豊富なベテランの方が多いです。 - コミュニケーション能力が必要:
コミュニケーション力や問題解決力などのスキルも求められます。 - 単価が高い:
単価が高く、コミュニケーション中心で効率的に稼げるため、特に人気があります。
この副業は誰もができるわけではなく、サラリーマン時代に努力して積み上げた経験や知識が生かされる場面です。たとえ努力してきたとしても、その業界に対するニーズがなければ、役に立たないこともあります。
まとめ
ほとんどの副業が短期的に労働時間を提供するだけで、目的がないと中長期的なライフスタイルの改善は難しいです。なので、副業に向いている人は次のような人です。
- 副業を本業にしようと考えている:
将来的に副業を本業にするつもりの人には良い選択肢です。 - お金よりもスキルアップ優先:
自分のスキルを高めたいと考えている人には機会が増えます。 - 投資資金の捻出:
短期的な収入を長期的な投資にまわすことで将来的なライフスタイルの改善に役立ちます。
計画的に取り組むことが大切です。副業は単なる収入源にとどまらず、自分自身を成長させる機会にもなり得ます。自分のライフスタイルや目標に合わせて、最適な副業を選んでみてください。